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投稿日2011年02月28日

東京セメント建材協同組合 第4回研修会

2月20日(日) 東京セメント建材協同組合では、
第4回組合研修会を開催しました。

4回目となる今回の会場は吉野石膏株式会社様の虎ノ門ビルで
行われました。
このビルは虎ノ門という場所にありながら、建物全体が建築の
最新技術情報発信基地として吉野石膏(株)のノウハウが集約された
最高の施設です。
そこに神奈川、埼玉の建材商の方々にもご参加いただき活発な研修が行われました。

午前中は3階の会議室で、石膏の基礎、吉野石膏千葉第三工場ビデオ、
石膏商品の紹介が行われました。
今まで聞けなかった普段分かっているようで分からなかった事もしっかりと
確認出来た座学でした。

午後からは1階の石膏ボードの展示スペースで色々なボードを見学し、
性能、製造工程などの説明を受けました。

2階のフロアーでは内装の実物モデルが展示されています。
壁、天井、床における防火、防音、軽量硬質型など多種多様に渡る
ボードの可能性を学べるスペースです。
同時に、健康機能重視の左官材ケンコートを用いた塗り壁工法を併用する、
快適室内空間のデモも有り、その素晴らしさも充分理解出来る展示システムです。

午後からは何と地下に有る吉野石膏商品で木造住宅の施工例を
紹介するモデルハウスを要する施工実習室で実技講習が行われました。

健康志向に答えるべく開発された、塗り壁ケンコートシリーズに付いて、
新築・リフォームのあらゆる場面での施工を丁寧な分かり易い解説で
実技指導をしていただきました。

何はともあれ、チャレンジ!
なかなかの鏝さばきですね。

何故かお料理教室のような雰囲気の方も。

そして、仕上がり具合は・・・
かなりハイレベルな?芸術的センスが感じられる出来映えです!?

次に、床のセルフレベリング材 SLプラスターの施工です。
SL材は配合する水量の正確さがポイントです。
規定通りかスラリーを計測します。

いざ流し込み、的確な配合でSL材の流れ方もスムーズです。

2011022011.JPG

トンボでならせば完成。
手際の良い解説にSLの素晴らしさを充分に理解することが出来ました。

盛り沢山の研修内容で時間の経つのも忘れ、
最後まで熱心に説明を受ける参加者の皆さんです。

今回の研修会では冒頭から化学式が飛び出し、これはハードルが高いと思いきや、
進むにつれ分かり易く、商品を見詰め直し石膏に対する認識を改める機会を
与えていただきました。
これによって吉野石膏の良い商品群を積極的にお奨め出来る自信が付き、
今後の営業活動に即刻役立つパワーを注入してもらいました。
早速、明日からやるぞとスイッチが入った瞬間でした。

吉野石膏の営業、研究所の方々の専門知識の奥深さと、
商品に対する熱い思いを見事な演出で表現していただき、
参加者全員の心に残る感動のアカデミックな研修会でした。

吉野石膏(株)様ありがとうございました。

※ソムリエ雑記再録のため現在と異なる情報が掲載されている場合がございますのでご了承ください。

土と石灰のソムリエ

冨澤 英一

富沢建材株式会社代表取締役。1953年東京都中野区生まれ。昭和26年に父が創業した建材店を2代目として継ぐ。顧客であった左官・故榎本新吉さんに幼少のころから可愛がられ、その縁で『左官教室』元編集長・小林澄夫さん、左官・久住章さん、全国各地で活躍する多くの名工、名人に出会う。以降、左官の技や自然素材に惹かれ、熱心に各地に足を運び、そこで産出する土や砂、石灰などの左官材料を集め、販売している。

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