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投稿日2011年02月15日

江戸川橋 中華「新雅」

文京区の江戸川橋エリアに 街の中華屋さん「新雅」しんが があります。

人を惹き付けるその佇まいは美味しさの予感が溢れています。
コの字カウンターの10人で満席になるこじんまりとしたお店ですが・・・。
噂通りの懐かしさ漂う街の中華屋さんです。

早速、餃子とビールをお願いします。
付き出しの味付けメンマをつまみにビールをゆっくと飲みながら、
厨房で繰り広げられる親子3人の元気で軽快なやりとりを眺めること暫し、
色艶カッコの良い元気な餃子が登場!

ご覧の通りカリッと焼かれた皮と、旨みたっぷりの餡が絶妙にバランス良く、
いくらでもいける美味しい餃子なのです。
ビールをグビグビ、餃子パクパク、止まりません。

餃子を堪能した後は、これまた楽しみな 「ウマニソバ」 です。
すぐ目の前で振られる中華鍋で炒めた具に、しっかりと片栗でとろみを付けて
スープに游ぐ麺の上にさっとかけて登場。
どうですかこの素晴らしい出来映え!
正にウマニソバと言える優しい旨みたっぷりの街の中華屋さんの味です。

そして、新雅一番人気の 「ニラソバ」 です。
たっぷりのにらを中華鍋に放り込んで炒める時点で美味しさ爆発の
ニラソバです。
見た目よりさっぱりとした味付けで、しゃきしゃきのニラと野菜が、
中細の麺と良く絡みとても美味しいです。
これを頼むお客さんが多いのが頷けます。

鍋を振って手早く巧に調理する、街の中華屋さんの技は見ていて
とても楽しいです。
最近はこの様なお店が少なくなって寂しい限りですね。
少し遠くても通いたくなる 街の中華屋さん「新雅」さんでした。

※ソムリエ雑記再録のため現在と異なる情報が掲載されている場合がございますのでご了承ください。

土と石灰のソムリエ

冨澤 英一

富沢建材株式会社代表取締役。1953年東京都中野区生まれ。昭和26年に父が創業した建材店を2代目として継ぐ。顧客であった左官・故榎本新吉さんに幼少のころから可愛がられ、その縁で『左官教室』元編集長・小林澄夫さん、左官・久住章さん、全国各地で活躍する多くの名工、名人に出会う。以降、左官の技や自然素材に惹かれ、熱心に各地に足を運び、そこで産出する土や砂、石灰などの左官材料を集め、販売している。

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