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投稿日2010年03月06日

パオ連続講座 「左官仕事、どろり好奇。」

魅力溢れる左官の美しさを世界に伝える美術仕事人、
晴れやか美術計画 代表 木村謙一氏が驚きの企画で開催する、
連続左官講座のご案内です。

先日ご紹介した東中野 パオ 「キャラバンサライ」 に於いて、
3月から10月まで月に1回、日本を代表する左官職人を招き
聞く人の人生観が変わる左官講座が開催されます。

木村氏は美術家として左官の良さを魅力的に引き出してくれる
晴れやかアーティストです。
その磨き抜かれた感性で左官の素晴らしさをいち早く見抜き、
美術仕事人として左官を世に送り出す仕掛け人です。
さて、今回はどんな仕掛けが待っているのでしょうか?

ご案内
 パオ連続講座(8回) 「左官仕事、どろり好奇。」
わかっているようで、実はよく分からない――――のが、左官。
わかり始めると、奥も幅も実に広い――――のが、左官。
規格製品全盛の時代に左官の仕事は減少したが、そんな時代に耐えて
魅力を増してきた――――左官
今回は、「今が旬」のバリバリ優秀な左官職人8名を月に1回、
1人ずつゲストに迎え、お話を聞きます。

ラインナップ・スケジュール
日   程     ゲ ス ト     タイトル                   
3月21日(日) 白石博一(茨城) 「感じる」         
  内容 北関東の若き実力者・白石氏が左官を基本の4つに分けて解説。
    本講座の導入部となる。                                        
4月18日(日) 山本忠和(京都) 「技の数々」
  内容 古都京都で多彩な技を習得した山本氏は、若手の育成のも熱心。
      技術開発の話しなどもたっぷり。 
5月 9日(日) 小沼 充 (東京) 「忍者の磨き」
  内容 愛宕の青松寺で大面積の「磨き」を成功させて。左官界をアッと
驚かせた小沼氏。磨きの話を中心に。  
6月 6日(日) 小林隆男(滋賀) 「琵琶湖の土の話し」 
  内容 琵琶湖が地元で、土の研究に熱心な小林氏。
      大津磨きの本場には、知らない話がいっぱいある。
7月 4日(日) 松木憲司(三重) 「未定」
  内容 相談中
8月22日(日) 挾土秀平(富山) 「この壁は一度限り」
  内容 「物語の有る壁」と劇画のような人生で有名な挾土氏。
      左官の壁は一度限り、ここにしか存在しない。
9月26日(日) 久住有生(兵庫) 「未定」
  内容 相談中
10月24日(日) 西川和也(伊勢) 「未定」
  内容 相談中 

◎時間は各階とも14:00~17:00(質疑応答含む)
◎参加費:各回1人2.000円(前売り1.600円・要予約)
◎場所:東京都中野区東中野2-25-6 パオコンパウンド1階「キャラバンサライ」    
◎予約は、Eメール:sakan@paoco.jp もしくは FAX:03 3361 2218
◎最新情報はパオのホームページをご確認下さい。
◎パオ ホームページ: http://www.paoco.jp/


ここで木村氏を少しご紹介します。
木村謙一+小沼充 「泥の波が光る」
東中野 PAO Gallery において個展が開かれました。

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木村謙一氏

会場に入るとそこには小沼充氏と合作の美術左官の世界が広がっています。

201003062.jpg

魅力的な輝きを放つ現代大津磨きのオブジェです。

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土が持つ強力なエネルギーを存分に発揮している作品です。
木村氏の表現力の素晴らしさをつくづく実感した個展でした。

パオ連続講座が楽しみです。
皆様も是非ご参加下さい。

※ソムリエ雑記再録のため現在と異なる情報が掲載されている場合がございますのでご了承ください。

土と石灰のソムリエ

冨澤 英一

富沢建材株式会社代表取締役。1953年東京都中野区生まれ。昭和26年に父が創業した建材店を2代目として継ぐ。顧客であった左官・故榎本新吉さんに幼少のころから可愛がられ、その縁で『左官教室』元編集長・小林澄夫さん、左官・久住章さん、全国各地で活躍する多くの名工、名人に出会う。以降、左官の技や自然素材に惹かれ、熱心に各地に足を運び、そこで産出する土や砂、石灰などの左官材料を集め、販売している。

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