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投稿日2011年06月13日

高知 ひろめ市場

空気が清々しいある晴れた日の高知での一コマです。

高知城の周りを散策し、今高知に居るんだな~と実感しながら
向かった先は・・・。

そうです、大好きな 「ひろめ市場」 です。
高知でも東北大震災の被災者の方々へ応援のメッセージを
あちらこちらで見かけることができます。
ひろめ市場の皆さんも支援活動を行っています。

中へ入ればそこは活気溢れる、高知名産美味しいモノの宝庫、
ひろめの世界が広がっています。
鰹を焼くわらの炎が立ち登っていて、本当にいいんですこの雰囲気!

こちら明神丸でも勢いよく燃え上がっていますね。
鰹が美味しそうに火と戯れています。
早速列んで注文します。

鰹のたたきと、生ビールに冷酒も行っちゃえ~。
そして、高知名物 屋台餃子の安兵衛の看板を見てしまったので、
餃子も一皿お願いします。
プレートをもらって中央部分の席に陣取ります。
何処に座っても分かるようになっていて焼きたてを届けてくれます。

さあ、一切れが分厚い定番のたたきです。
すだちポン酢とニンニクでがっつりと頬張ると、
土佐の香りが口の中一杯に広がります。

こちらは塩たたきです。
わら焼した鰹に粗塩をぶつけるようにまぶします。
このシンプルな組み合わせは鰹のわら焼の風味を存分に楽しめます。
いやー 本当に旨い、実に日本酒に合う逸品ですね。
高知に住みたくなる一瞬です。

鰹のたたきの美味しさに興奮していると、
来ました来ました、安兵衛の屋台餃子の登場です。
揚げ餃子的な焼き加減は表面カリカリ、中の餡はもっちりと
美味しい食感です。
うっかり!? お酒のすすんでしまう一皿です。

場内は多くの人で盛り上がっています。
元気な高知弁の飛び交うひろめ市場の魅惑の世界は、
子どもから大人まで誰もが楽しめる美食のパワースポットですね。
特産品の売り場より、飲食店の方が断然多い土佐の市場は
特にお酒呑みには堪えられない楽園です。
高知人のグルメ振りと、お酒好きが良く分かる至福の一時でした。
ひろめ市場 万歳!

※ソムリエ雑記再録のため現在と異なる情報が掲載されている場合がございますのでご了承ください。

土と石灰のソムリエ

冨澤 英一

富沢建材株式会社代表取締役。1953年東京都中野区生まれ。昭和26年に父が創業した建材店を2代目として継ぐ。顧客であった左官・故榎本新吉さんに幼少のころから可愛がられ、その縁で『左官教室』元編集長・小林澄夫さん、左官・久住章さん、全国各地で活躍する多くの名工、名人に出会う。以降、左官の技や自然素材に惹かれ、熱心に各地に足を運び、そこで産出する土や砂、石灰などの左官材料を集め、販売している。

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